【プロモーション展開】通行人が、つい“のぞきたくなる” 巨大ポスターが新宿駅に出現>>讀賣テレビ 秘密のケンミンSHOW

新宿駅地下のメトロプロムナードで、通行人が次々と顔を巨大ポスターに近づける光景が見受けられた。このポスターは讀賣テレビが制作するバラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」の宣伝のためのもの。6月30日に放送された2時間スペシャルに合わせて掲出した。ポスターには10個ののぞき穴が空いており、のぞくとその県民ならではの変な習慣などの面白いネタが見られるような仕組みになっているのだ。こうした巨大ポスター展開を実施した狙いについて、讀賣テレビ 編成局東京宣伝部の植村なおみ氏はこう話す。

「メトロプロムナードは、通行人の数が多く、厚みのある巨大ポスターも掲出可能な場所であることはもちろん、新しいものやユニークなものに敏感な人たちが多く通る場所です。彼らに見てもらうことにより、ツイッターやフェイスブックなどソーシャルメディアでこんなことを行っているという情報の拡散も期待しました。番組で放送する面白ネタのように、次の日に誰かに伝えたくなるような『秘密のケンミンSHOW』らしいプロモーション展開になるようにしました」

「のぞき穴」にしたのは、番組名の「秘密」にかけてのこと。また、誰かが“のぞく”という行動をすることで、ほかの通行人にも強く印象付けたいと考えたという。「のぞくことを面白がってもらうと同時に、みんながのぞいている様子自体も通りすがりの人たちに見てもらうことで『何があるのか?』と、より多くの人の興味を集められるように工夫しました」(植村氏)。

実際に番組視聴率は関東地区で14.5%と同時間帯トップを記録(ビデオリサーチ調べ)。「ポスターが視聴率にどの程度寄与したのか今の時点では把握できていませんが、番組が『何か面白いことをやろうとしている姿勢』は、生活者の方に伝えられたのではないかと思っています」(植村氏)。


販促会議 2011年12月1日号 参照

【デジタルサイネージ】サイネージでマンガを立ち読み 気に入ったものはAppStoreで購入可能>>ソフトバンク クリエイティブ

ソフトバンク クリエイティブは6月26日から博多港国際ターミナルに設置したデジタルサイネージで、ハーレクインコミックスの「立ち読み」ができるサービスを開始した。

ハーレクインコミックスの人気作品が、1タイトルにつき50ページまで無料で閲覧できるというもので、同社とオリックスのデジタルサイネージ事業における業務提携の一環。

続きが読みたい利用者は、画面上のQRコードをiPhoneのバーコードリーダアプリで読み込むか、メールアドレスを入力して購入先のURLを受信する方法で、AppStoreからコンテンツを購入することができる。

言語は日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語の4カ国語に対応。同社は「博多港国際ターミナルは海外から年間28万人の入国があるので、世界中で有名なハーレクインコミックスを通じ、海外旅行者に対しても利用を促進していきたい」としている。

導入後の経過について同社の担当者は、「地図や周辺情報などのコンテンツに次いで、利用者は多い」と話しており、「今後、新たなタイトルを追加していくとともに、電子書籍閲覧アプリをハードウエアとセットで、さまざまな分野の店舗・施設に展開していく」としている。

販促会議 2011年6月1日号 参照

【プロモーション】“笑い”を軸に商品体験を 効果的に演出し、 新規ユーザーを獲得>>ソフト99コーポレーション

6月22日、渋谷で一般のファンにも公開されたプレス発表会が開催された。これはソフト99コーポレーションが実施している「チャレンジ!メガネめっちゃキレイ!プロジェクト」の一幕。宣伝部員に任命された吉本興業メガネ芸人による「メガネのシャンプー宣伝部発足式」だ。

同社では、汗や皮脂などでメガネが汚れやすく、メガネケア用品の需要がもっとも高まる夏の時期に、「メガネのシャンプー」の商品認知ならびに、機能価値・情緒価値認知の向上を図るため、同プロジェクトを実施。さまざまなプロモーションを展開している。

6月23日からプロモーションサイトを開設し、店頭において懸賞キャンペーンを展開。また、7月1日からはルートサンプリングを実施し、トライアルの獲得を図っている。

同社広報部の田中邦弘氏は、「プロモーションでは、より多くの方にメガネのシャンプーを知っていただき、使用していただくために、①PR会見によるメディア露出②キャンペーンサイトのコンテンツによる話題喚起 ③ルートサンプリングによる商品ベネフィットの実感 ④店頭キャンペーンによる購買促進の四つの施策を軸にしました」と説明する。

吉本興業のメガネ芸人をイメージキャラクターとしたのは、「世代や性別に関係なく、すべてのメガネユーザーに興味を持ってもらうため」(田中氏)。

キャンペーン期間中の目標は、ルートサンプリングによるトライアルユーザー数15万人、ウェブサイトのセッション数20万、販売数30万個、キャンペーン応募数5000件と、それぞれのシーンで具体的な数値に落とし込み、達成を目指している。

今のところ、どれも数値に対して順調に推移しているといい、今月末のキャンペーン終了に向けて、同プロジェクトの口コミをさらに広げていきたいとしている。

東京・渋谷ヨシモト∞ホールにて行われた「メガネのシャンプー宣伝部発足式」。6月23日から始まるWEBサイトでは、宣伝部部長・Mr.オクレ、次長のバッファロー吾郎・木村、課長の銀シャリ・橋本、社員のもりやすバンバンビガロ、ハリセンボン春菜、ガリガリガリクソンが、メガネ会議やメガネ論争を繰り広げる予定。




販促会議 2011年10月1日号 参照

【プロモーション】ひらめいた人、15日間で1万3970人 暗号解読でブランド体験の強化目指す>>クラシエフー

クラシエフーズは、清涼菓子「FRISK(フリスク)」のプロモーションで、日替わりで出題されるクイズに正解すると抽選で現金3万円が当たる「FRISK QUIZ 」キャンペーンを6月に実施した。特設キャンペーンサイトとiPhone向けアプリを通じて、「ひらめき」が要求されるクイズを出題。24時間以内に寄せられた正解者の中から毎日1人、合計15人に3万円を贈呈した。

また、ウェブサイトやアプリで発表される自分のクイズ解答順位やIQレベルをツイッターでつぶやいた人を対象に、ツイッター総合ランキング賞も用意。上位10名には特製フリスクセットがプレゼントされた。

「ひらめきを刺激するクイズを解いて、フリスクのキャッチフレーズ『Hello,Idea 』を体験してもらい、消費者のブランド体験を強化することを目指しました。また、『フリスク グリーンライムミント』のリニューアル発売日が6月20日だったため、クイズにも同商品にちなんだものを用意し、認知拡大も狙いました」(同社製品戦略室 フリスクグループ主任 里見有紀氏)。

期間中、応募数は15問合計でのべ1万3970人。正解者のみが応募できるため、各クイズの応募者数は問題の難易度と反比例する傾向があったという。



販促会議 2011年12月1日号 参照


【キャンペーン】『Foodiun Bar 一瑳』 カクテル・ハウスワインなどなど ドリンク全品半額! “サマータイムキャンペーン” 関東全店でスタート!

コロワイド東日本(横浜市西区、植田 剛史社長)は、『Foodiun Bar 一瑳』関東全店舗(一部店舗除く)で、6月10日(金)より"サマータイムキャンペーン"を始めた。

同サービスでは、毎日16:00~19:00の間、カクテルを含むドリンク全品を半額でお楽しみいただける。サマータイム導入による、お客様の飲食時間の変化に対応し、早い時間からお得なサービスを提供をすることで、サラリーマンの方々をはじめ、幅広い年齢層のお客様のご来店を促進し、売上アップを目指す。



期間>>2011年6月10日~9月10日
店舗>>「 Foodiun Bar 一瑳」 関東全店舗(一部店舗除く)       
ターゲット>>20〜30代の社会人
対象v毎日 16:00~19:00(店舗により一部実施時間が異なります)

販促会議 2011年12月1日号 参照

【新サービス】サマータイムの有効活用を提案 アフター4のリゾート宿泊プラン を販売

プリンスホテルは、6月から近場のリゾートホテルを中心に「アフター4プラン」の販売を開始している。夏の節電対策として就業時間を前倒しする“サマータイム”の導入に合わせて、就業後の時間を近郊のリゾート地で有効に利用してもう狙いだ。
ザ・プリンス箱根では、働く女性を対象にした「アフター4ステイプラン」を用意。週末の16時半に都心を出発し、19時にホテルに到着、客室にて20時過ぎからプチディナー、翌朝は早朝温泉を堪能するというプランだ。同社 マーケティング戦略室 中尾根由梨氏は、「金曜日の夜から土曜日まではたっぷり休日気分を味わっていただき、日曜日は家でゆっくりと過ごしてもらう、充実した週末をディスプレイしています」と話す。

各ホテルによって内容は異なるが、共通のポイントは、出発日の夜と翌朝の有効活用。ホテル内の温泉やゴルフ、周辺散策などをゆっくり楽しんでもらうように、チェックアウトの次回も遅めに設定している。
「家族でのご旅行や、自分へのご褒美はもちろん、社内コミュニケーションの一環としても活用できるプランを提案しています。都心を離れ、近場のリゾートで過ごすことは節電にもつながります」(中尾根氏)。

7月1日までのところ、約220名の予約が入っているという。

【店舗販促】スマートフォンを使った店舗販促 口コミ・商品情報で購買を後押し>>セガミメディクス

ドラッグストアのセガミメディクスは、全379店舗の店頭でスマートフォンを活用した店頭販促を始めた。商品のJAN(ジャン)コードをスマートフォンで読み込むと、商品情報や消費者のレビューが表示されるようアプリケーション「モノ・コード」を利用したもので、販促支援のドゥ・ハウスと共同で展開している。


現在はエーザイの「チョコラBB」やロート製薬の目薬など約20社、1300品に対応している。セガミメディックス店舗運営本部販促部長の河野正一氏は「今後は店舗で扱う全商品を対象に実施したい」と話しており、今秋をめどに2000品目に増やす予定だという。


今回のサービス「モノ・コード」はドゥ・ハウスが昨年開発。セガミメディクスが新たな店舗販促施策として興味を持ったことでサービスの実施に至った。


9月からは対象商品5件にレビューを投稿すると景品が当たるキャンペーンを実施。また、口コミを書き込んだ利用者に対して、ポイントを付与する制度も導入した。貯まったポイントに応じて商品券などが当たる抽選に応募できるようにし、顧客を囲い込む狙いだ。

2ヶ月で約1万人がアプリをダウンロードするなど出足は順調。「最終的に500万人の利用ユーザーを目指す」(河野氏)としている。

実施機関>>2011年6月1日〜(本文で紹介したキャンペーンは9月1日〜9月30日)
実施場所>>セガミメディックスの379店舗
告知メディア>>ネットメディア、ウェブサイト、フリーペーパー、DM、折り込みチラシ、店頭ポスター、店頭POP
ターゲット>>スマートフォンユーザー、ソーシャルメディアを利用しているユーザー。年齢は10〜40代。
目的>>店頭での情報提供を可能にし、購買の後押しとする。
広告会社>>製作物:小松印刷、国際印刷:ジャムコミュニケーションズ、ウェブサイト:伊藤忠
制作会社>>ドゥ・ハウス


販促会議 2011年11月1日号 参照

【販売促進】動画投稿しやすい仕組みと 多方面にわたる情報拡散で 話題を集める>>ロッテ

2009年の発売以降、印象に強く残る「音楽」と「ダンス」で構成したテレビCMを中心にプロモーションを図る、ロッテが発売するガム「Fit’s」。6月から展開している「Fit’sダンスコンテスト」の優秀者は、テレビCMで佐藤健さん、佐々木希さんそれぞれと“共演”できることも話題を集め、商品の売り上げにつながっている。

「発売当初からのコンセプトの一つに、友達とのコミュニケーションツールになってほしいという思いがありました。そこで、発売から2年が経過した今、改めて原点に立ち返ろうと、今回の『友達つくろうキャンペーン』を企画しました」と、Fit’sの宣伝を担当する萩原大輔氏はキャンペーンの発端について話す。

同キャンペーンの一番の特徴は、タレントと共演できること。今までのコンテストは、投稿された動画がどれだけYouTube上で再生されたかで優秀者を決定していた。今回は新たな話題の拡散を図る目的でフェイスブックとも連動している。そして、その投票数や再生数に応じて「再生回数ベスト5」「イイネ!賞」などを設定。最終的には、これらの結果をもとに協議のうえ、CMキャラクターである、佐藤健さんや佐々木希さんとテレビCMで共演できる「共演者賞」を新たに設けた。「佐藤さんや佐々木さんと“共演”できるということで、『Fit’sが、何だか楽しそうなことをしている』と、友達同士の話題になると良いと考えました。そして、友達同士で撮った動画をぜひこのキャンペーンに投稿してほしいと思います」(萩原氏)。

動画投稿・投票の応募期間を8月末までとすることで、夏休み中の応募も見込む。応募を促進する施策の一つとしては、フジテレビが主催する「お台場合衆国」に「Fit’sダンススタジオ」を設置。スタジオ内でフィッツダンスを踊ると、その際に撮影されたものを動画共有サイト『ワッチミー!TV』でも見られ、さらにそれをFit’sダンスコンテストにそのまま応募できる。

キャンペーン開始から約1カ月、商品の売れ行きも好調だという。また7月19日からFit ’sの新しいサブブランドの「Fit ’sMAGIQ」も発売。同商品のテレビCMのダンスでもコンテストに応募できるようになっており、キャンペーンを盛り上げるための施策の一環となっている。


販促会議 2011年12月1日号 参照

【プロモーション】日本最大級のレシピコンテスト「おかず日本一決定戦 おかずの星」>>モンテローザ

肉食愛好者を巻き込み外食を活性化 応募数は目標の1.5倍に


食をテーマにしたイベントが数多く開催されるなど、生活者は「食」に対して強い興味関心を持っている。ただ、最近では、家で調理をする内職ブームだ。そのため、外食市場の伸びが停滞しているのも事実である。


そんな中、「白木屋」「魚民」「笑笑」などの外食チェーンを展開するモンテローザは、店舗数が1900店舗を達成したことを記念し「センキュー!エブリワン!キャンペーン」を実施。その第1弾として、レシピコンテスト「おかず日本一決定戦 おかずの星」を6月から行っている。応募されたレシピの中から、ウェブサイトを通じた投票により上位10品目を選出。選ばれた10品目は店舗で販売し、来店した人に実際に食べてもらいグランプリを決定する。その賞金もレシピを実際に販売する12月からの「大会ステージ」の売上金額によって変化する。


こうしたキャンペーンを実施した狙いについて、モンテローザの松本尚氏は「レシピコンテストは、内食派の人にも参加してもらいやすいと考えました。また、来店者がグランプリを決める仕組みならば、普段外食をしない人も来店する動機になると思いました」と話す。


キャンペーン初期の応募ステージでは、レシピブロガーにターゲットを絞りキャンペーンの案内をしたという。「ABCクッキングスタジオなどの料理学校とも組むことにより、良質なレシピをすでに持っている人たちに、効率的にアプローチすることができました」(松本氏)また、応募のしやすさに関しては、パソコンからの応募だけでなく、フィーチャーフォンでも投稿を可能にしたという。


効果的な応募促進により、6月〜8月15日までの期間に、目標1万件に対して1万5666件のレシピが投稿された。また、約230のメディアなどで取り上げられたという。「レシピ数も目標を大幅に超え、応募ステージは終えることが出来ました。コレからは実際の来店につながる12月からの大会ステージに向け、集客最大化を目指し、よりいっそうキャンペーンを盛り上げていきたいと考えています」(松本氏)。

“おかず”を全面に出したネーミングでアルコール離れが進む若年層を考慮
「おかずの星」という名前にしたことで、「居酒屋=お酒を飲む場所」ではなく、おいしいご飯も食べれることを伝えるようにした。また、料理好きの人だけではなく、自炊をしない層の人たちにも受け入れてもらうため、世間で認知度が非常に高い「巨人の星」をキャラクターに採用した。
交通広告は全国で48パターンのクリエイティブを掲出
交通広告では『巨人の星』のキャラクターを使用した全48パターンを全国で展開した。特に東京駅では40の異なるクリエイティブを掲出し、ブログやソーシャルメディアで話題となった。

細分化したターゲットごとに開くんとを作成 アプローチ方法を変化
キャンペーンに興味を持ちそうな層を「料理に興味がある」「主婦」「懸賞に興味がある」「芸人に興味がある」の四つに細分化。そしてマンガ『巨人の星』のキャラクターアカウント4人「一徹」「明子」「花形」「飛雄馬」のツイッターアカウントも作り、それぞれの層に対応することで、ターゲットに適したつツイートを発信した。


「おかずの星」ウェブサイト


販売期間>>2011年6月1日〜2012年3月
告知メディア>>交通広告、ウェブサイト、雑誌、Twitter、facebook、店舗、
ターゲット>>20代〜40代男女
手法>>が異色だけでなく、内食派の人たちにも多く参加できるような仕組を構築。キャンペーンと接触するとクーポンを発行したり、グランプリの決定は来店者が行えるようにするなど、キャンペーンから集客へとつながりやすい展開を行っている。
目的>>外食全体のマーケット拡大とそれによる日本経済の活性化、および顧客との関係性の強化
広告会社>>リクルート
制作会社>>リクルートメディアコミュニケーションズ、インサイトコミュニケーションズ

販促会議 2011年11月1日号 参照