【プロモーション】8×4ブランドで最大規模、 約300駅で駅貼り実施 出荷ベースで昨年より2ケタ伸張>>ニベア花王

ニベア花王は、制汗デオドラント剤の「8×4 パウダースプレー」の改良新発売に伴い、全国47都道府県で大規模なプロモーションを展開した。

女優の比嘉愛未さんが「8×4 パウダースプレー」を片手に持ち、ポーズを決めたビジュアルのポスターが、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡など、全国47都道府県の主要駅に一斉に掲出された。

5月23日から始まったこのプロモーションは、ニベア花王が制汗デオドラント剤の8×4 パウダースプレーの改良新発売に伴い展開した販促施策の一環。エイトフォーブランドにおいては、同社史上で最大規模となる約300駅を網羅し、機能価値を高めた同製品の認知拡大とブランドイメージの向上を図った。
同社 マーケティング部ビジネスユニット2 シニアマーケターの助川孝一氏は「従来から配合していた自然由来の消臭緑茶エッセンスに加え、新たに甘草由来の新殺菌成分を配合しました。これを機会にブランドの一新を図り、店頭でのトライアル促進を狙うため、暑さの増してくる5月末から大量に出稿しました」と、今回の駅貼りの実施について説明する。

駅貼り以外にも、テレビCM、ドアステッカーで認知拡大のためのプロモーションを展開。さまざまな消費者との接点で「ニオイ菌にロックオン」という統一のメッセージを伝え、接触者の記憶に残るようにした。

震災の影響で、発売当初のテレビCM放映は縮小を余儀なくされたものの、その後は予定通りのプロモーションを行った。

「1月~6月期の出荷ベースでは昨年より2ケタ伸張となり、制汗剤ニーズの高まる夏を前に、良い結果が出ています。全国駅貼りプロモーションの効果が出てくるのは、暑さがピークを迎え、制汗剤ニーズが高まってくるこれから。結果に期待したいです」(助川氏)。

制汗剤の市場は、緩やかに成長を続けており、2010年は猛暑による影響もあり09年比113%で伸張している市場。今年は震災の影響による節電対策で、昨年並に需要があると予想されている。


販促会議 2011年10月1日号 参照