トヨタ自動車株式会社「シャア専用オーリス」


人気アニメ「機動戦士ガンダム」の赤い彗星(すいせい)ことシャア・アズナブルをイメージした乗用車「シャア専用オーリス」の市販モデルが26日に初公開され、10月1日の発売に向けて予約の受付も始まった。トレードマークである赤を基調にしたスタイリッシュな車体と細部までこだわり抜かれた“機体”は、まさにシャア専用。トヨタが展開するプロジェクトの全容とバーチャルカンパニー「ジオニックトヨタ」による開発の裏側に迫った。(毎日新聞デジタル)

 ◇新型オーリスとシャアのイメージが合致

 シャア専用オーリスは2012年8月、新型オーリスをベースに製作されたコンセプトカーとして、アニメやゲームのキャラクター関連商品を集めたイベント「キャラホビ2012」で初公開され、ネットを中心に大きな話題となった。そのプロジェクトの始まりは、オーリスのモデルチェンジがきっかけだった。

 新型オーリスは、「NOT AUTHORITY,BUT AURIS」「常識に尻を向けろ」というキャッチコピーで、赤をキーカラーに過激なCMを放送するなど挑戦的なイメージを打ち出していた。その鮮烈な「赤」や「常識にとらわれない」考え方がシャアのイメージに合う、スタイルと走行性を重視する新型オーリスの特徴もシャア専用にふさわしいと考えたのが、プロジェクトの仕掛け人であるトヨタマーケティングジャパン・プロデュース局の柳澤俊介さんだった。

 ◇当初は賛否両論 大反響受け商品化へ

 当初、社内は賛否両論だったといい、柳澤さんは、周囲のガンダム好きからさまざまな意見を聞き、まずは、ガンダム関連の市場の大きさなどをマーケティングの観点から説明して上司を説得し、コンセプトカーの企画を始動させた。カスタマイズ商品の企画・開発を手がけるトヨタモデリスタインターナショナル(以下モデリスタ)に製作を依頼し、わずかな期間でコンセプトカーを完成させた。

 キャラホビでの発表後には、コンセプトカーを全国のショッピングモールなどにも展示した。反響は予想を上回る大きさだったといい、柳澤さんは「商品化を望む声はキャラホビ以上」と振り返る。ネットだけでなく、展示会でも「ほしい」「乗りたい」という熱い声が続々と集まり、商品化が現実味を帯びていった。

 ◇ジオニックトヨタ社員の声を反映

 13年1月には商品化を発表し、同時に仮想企業「ジオニックトヨタ」を設立した。ジオン公国を代表する重機メーカー・ジオニック社とトヨタ自動車が技術提携して設立したという設定で、関連ツイートは発表当日だけで1万件を超えるなど反響は大きく、現在までに2万6000人超のファンが社員に登録。フェイスブックやツイッターのほか、東京、名古屋で開催した「ジオニックトヨタ会議」などを通じて多数のアイデアやリクエストが寄せられ、そのエッセンスが、シャア専用オーリスのコンセプトづくりやパーツのネーミング、デザインなどに取り入れられていった。

機動戦士ガンダム:シャア専用オーリス プロジェクトの全容と開発の裏側に迫る - MANTANWEB(まんたんウェブ)
http://mantan-web.jp/pp/au_130826/

つづく……………壮大過ぎるので続きは各サイトで。



商品化に至るまでの経緯が大変壮大且つ興味深い。
また、プロモーションやパッケージもユニーク。

コックピットパネルを取りつければ、走行時にモノアイが光る

トヨタとジオン公国のコラボの証、「ZEONICTOYOTA(ジオニックトヨタ)」のエンブレム

指揮官用ザクおなじみのブレードアンテナ

シャアの声盛りだくさんの専用ナビ


シャアボイスの専用ナビも! トヨタから「シャア専用オーリス」市販モデル発売 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1308/26/news111.html


各オプションや詳細なスペックはトヨタ モデリスタに詳しいところですが、個人的に気になったのは、シャアとバーチャルカンパニーであるジオニックトヨタ開発チームのバックストーリー。ジオニックトヨタの公式フェイスブックに連載されたエピソードをまとめたものですが、なんと15話にわたって、シャアと開発チームとのやり取りが小説風につづられているんです。濃い。濃すぎる。


これで赤い彗星になれる!? トヨタ『シャア専用オーリス』のアニメーションPVが公開 : Kotaku JAPAN


私は特にガンダム好きではありませんが、
とにかく、今回投稿内のリンク先を一度見てもらいたいです。

シャア専用オーリススペシャルサイト


企業はもはや無視できない、3つの新しい消費者行動パターン

現代の消費者たちは、以前より豊富な情報をもち、懐疑的でもある。テクノロジーにより、「パワー」はブランド側から買い手のほうへ移動しつつある。ソーシャルメディアは、人々がもつブランドへの肯定や反感を急速に増幅する可能性をもつ。人々の購入行動は、信頼する企業に対する投票行動のような面が増えてきている。

新しい「フェア」へ向う人々

「技術による既存制度の破壊」は至るところで見られる。消費者たちは、Blockbuster(DVDのレンタルチェーン)ではなく、より便利なNetflixのオンデマンド動画を選んでいる。
Warby Parkerは、消費者に直接つながり、消費者が従来のメガネ店を避けられるようにした。また、Airbnb(自分の部屋や家を賃貸しできるサイト)は、人々がホテル業界を迂回できるようにした。「知らない誰かにアパートを賃貸しするなんて、5年前に誰が考えられただろう」と、
ブランドコンサルタント会社のWolff OlinsのヘイゼルマンCEOは述べる。

こうした「破壊」は、新興企業に限られるものではなく、大企業にも可能だとヘイゼルマンCEOは考えている。ただし、「フェアな交換」にフォーカスし、それを消費者に対して、明確で誠意あるかたちで提供することが必要だという。


消費だけではなく、創造もする人々

報告書が着目している重要な行動様式のふたつめは、人々は現在、単に消費するのではなく、創造もしているということだ。

オンラインで積極的に投稿している人は、7年前はわずか10%だったのに対し、現在では77%になっている。投稿されたコンテンツの多くはツイートや写真など断片的な形であるのは確かだが、コンテンツの循環におけるこの変化は根本的であり、広大な範囲に及んでいる。

さらに、消費者自らが商品やサーヴィスを販売するための市場を提供する、Airbnb、Etsy(手作り品)、Lyft(自動車に同乗する者を求めるライド・シェアリング)などの会社が伸びている。Pinterestなどの、自分を表現するためのより大きな舞台や洗練されたツールを提供しているサイトでは、ユーザーの参加が急速に高まっている。


時間を「取られない」ようにする人々

注意関心が絶えず包囲されているこの世界において、消費者は時間を「取られない」よう、ますます頑固になってきている。報告書では企業に対して、「要求的にならないこと。そうではなく、自らが完璧にオンデマンドになる方法を見つけるべきだ」と指摘している。

まずは、消費者が探す可能性がある、あらゆるプラットフォーム上で、自らを提供することが必要になる。この点は、たくさんの大手銀行が、モバイルアプリで見事に行っている。例えば、写真ベースで小切手を入金できる機能によって、顧客はATMに行く時間を節約できる。もちろん、銀行はウェブで提供するものについても真剣に考える必要が出てくる。Simpleなどの新興企業が、従来の銀行サーヴィスでは満足できない顧客を待ち構えているからだ。

しかし、消費者が自分たちのやり方で、ブランドとの双方向行動を始めた現状において、真の課題となるのは、複数のチャンネルとプラットフォームを横断した、シームレスで使いやすいサーヴィス提供を実現することだ。「広告戦略や、店内での戦略を考案することは難しくない。本当に難しいのは、それらを統合・整理したかたちで消費者の周囲に提供することだ。ほとんどの企業でこれは行われていない」とヘイゼルマンCEOは述べる。

完成品をどのように宣伝するかだけ考えているようでは足りない。ブランドを静的なものだと考えていたら、時代に乗り遅れる。現代の企業にとっての課題は、IKEAのようなシンプルで便利な製品であれ、TOMS Shoes(売り上げの一部が途上国に寄付されるシューズストア)のような利他主義的なミッションであれ、Faberのような「市場への参加」であれ、なんらかの意味での「フェアな交換」を提供することなのだ。




素材。


みなさんは、普段原稿や広告をつくる時、こんなイラストや素材があったらなぁと思ったことはないですか?

実は、私も何度もあります。

そんな時役に立つのがこのサイト。
coliss

このサイトは、個人・商業利用が可能な素材があります。

この前、インフォグラフィックを使った求人広告を作りたいという
お客様がいました。
インフォグラフィックは聞いたことはあるが使ったことはない。
そんなときにこのサイトに出会いました。



他にも、アイコンやイラストなど商業利用の可能な素材がありますので
みなさん活用してみてはいかがでしょうか。

オリンピックの便乗広告に注意

2020年に東京開催が決定したオリンピックについて、
広告利用については当たり前ですが、相当ナーバスです。

日本広告審査機構(JARO)によると、、、

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結論から言ってしまえば、いかなる文言を使用しようとも、商業広告で2020年のオリンピック東京大会を想起させる表現をすることは、アンブッシュ・マーケティング(いわゆる便乗広告)として不正競争行為に該当するおそれがあり、JOC(日本オリンピック委員会)やIOC(国際オリンピック委員会)から使用の差し止め要請や損害賠償請求を受ける可能性がある。

http://www.jaro.or.jp/ippan/saikin_shinsa/20130913.html
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ということですので、「無理」と考えて差し支えないかと。

しかし、
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「やったぞ東京」という表現は、東京でのオリンピック開催が決定した直後のセールスキャンペーンでは問題となったが、1年後、2年後に同じ表現が問題となるかどうかはなんとも言えない。
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ともありますので、この辺はなんとも言えないところですね。

広告制作の現場では当たり前のことでも、
クライアントさんや営業レベルだとまだ浸透していないこともありますので、
最大限情報共有が必要ではないでしょうか。

堺市、市長選で地元出身女優を広告起用 若年層へ投票促す


大阪府の堺市選挙管理委員会は2日、9月29日に投開票される市長選への投票を呼び掛ける広告に同市出身の女優、谷村美月さん(23)を起用すると発表した。地元出身タレントの起用で低迷する若年層の投票率を上げる狙い。
9月中旬から南海本線やJR、大阪市営地下鉄などの駅や車内吊りのほか、市内限定でYahoo!のバナー広告、ローソン店頭広告に掲出。自治会掲示板や各戸に配布するチラシにも起用する。
谷村さんは2002年にNHKの朝ドラ「まんてん」で女優デビュー。ドラマや映画、CMなどに活躍の場を広げ、放映中の大河ドラマ「八重の桜」にも出演している。
堺市が選挙キャラクターを起用するのは初めて。選管によると、若年層の投票率が低かった2011年の大阪府知事選を受け市内の若者を対象に調査したところ、「知事選があることを知らなかった」「興味がなかった」といった回答が相次いだ。若年層の投票促進をメインにコンペを行い、電通の企画が採用された。



アドタイ  2013年09月04日 掲載

NIKE、あえて“制作過程を見せる”ことで成立する看板広告


大手スポーツブランドのNIKEが中国の上海で手がけたアウトドア広告。
“ソックスのように足にぴったりとなじみ、羽のように軽い機動的なシューズ”を目指して開発されたランニングシューズ「Nike Free Flyknit」の新発売を記念して制作されたクリエイティブです。
NIKEの旗艦店があり、上海市内の人通りの激しい南京东路に“片方の素足”が写った一枚の大きな看板を掲げます。
そして看板に描かれた足のつま先の位置から、3人の作業員がニットを“足に少しずつ編込んでいく様子”を通行人にアピールすることで、商品の特性である“まるで本物の靴下のようなランニングシューズ”であることを市民に訴求しています。
ラストは、ソールを1パーツずつ取り付けて完成。
ニットを看板の素足に編込んでいく様、すなわち、『あえて看板の制作過程を見せる』ことで新機軸のランニングシューズの特性を、押しつけがましくなく(わかる人にだけわかる手法で)コミュニケートしようとしています。
通行人の目をひきつけ、スマホでの写真撮影&シェアからちょっとした話題になりそうです。
商品特性を熟慮して考案されたスマートな看板広告だと思いました。

ADGang 2013年7月5日掲載