【キャンペーン】マス広告を使わず認知拡大 プロモーションビデオは 約3週間で5万PVを記録>>DELL

デルはソフトバンクモバイルから昨年12 月に発売したAndroid タブレット「DELL Streak SoftBank 0 01DL 」のプロモーションキャンペーン「Streak ManProject 」を2月16日から開始した。
注目を集めたのは、同キャンペーンのキックオフイベントとして行われた、東京ミッドタウンでのダンスパフォーマンス。元格闘家の須藤元気さん率いるダンスユニット「WORLD ORDER 」が、製品のメインカラーである赤色に顔を塗って登場し、独特のロボットダンスを披露した。

イベント前にはYouTubeなど、無料動画共有サイトでティザー広告を展開。告知映像とダンス教則ビデオをアップし、同イベントへの一般からの参加を促すことで口コミの喚起を狙った。当日は、48名の一般参加者が「Streak Man 」としてライブパフォーマンスに加わった。「『事前に仕込むのが大変だったでしょう』、と言われるのですが、一般参加者については、正真正銘の一般参加です。ダンスも完璧で驚きました」(同社 広報本部シニアマネージャー関口良幸氏)。

同イベントを皮切りに、 Streak Manが都内に各所に出没し、同製品のリーフレットを配布。渋谷、原宿、表参道をはじめとする10カ所のカフェやレストランでは、タッチ&トライイベントを開催するなど、イベントやウェブサイト上などで同製品を認知したターゲットに対し、さらに製品の理解を促進させるための施策を展開した。

同社 コンシューマー&SMB 事業本部モビリティ・リードの大山徹郎氏は「同分野では新参者のわれわれが、セオリー通りにプロモーションを行うのでは潜在顧客に振り向いてもらえない。そこでターゲットの口コミを喚起するコミュニケーション手法を考えました。製品体験を促し、最終的には店舗に誘引するような活動が中心の企画です」と今回のプロジェクトの骨子を話す。

同プロジェクトは次の展開として、店頭でのプロモーションに力を入れるとしている。
WORLD ORDERのライブパフォーマンスでイベントは幕開け




販促会議 2011年5月1日号 参照

【アプリケーション】スポーツグッズと連動した無料アプリの配信で購買意欲を刺激 体験イベントも開催>>ナイキジャパン

ナイキジャパンが、iPhoneとiPodtouch専用アプリケーション「NIKETRAINING CLUB(ナイキ トレーニングクラブ」をリニューアル。2月から“パーソナルトレーナー”の機能を備えた新アプリケーションとして、無料配信を開始した。

同アプリは、90種類以上の反復トレーニングを含む60種類以上のワークアウトができるプログラムを用意。ユーザーは目標とレベル(初級、中級、上級)、時間メニューを選び、自分に合ったトレーニングをカスタマイズすることができる。「 引き締まった体をつくりたい、健康的になりたい、と思う女性に向けて、個々人のレベルに合わせたフィットネストレーニングを提供しています。どこでも自分のパーソナルトレーナーがいるような感覚で、アドバイスや指導を受けながら自分の体を引き締めることができます」とナイキジャパン マーケティング本部PRチーム 鈴木優己氏は説明する。

ワークアウト時間が一定に達した場合にはシークレットエクササイズなどの特典を用意。またトレーニングを通して、人気女子プロテニスプレーヤーのマリア・シャラポワら著名人から励ましのメッセージをもらうことができるなど、気持ちに働きかける機能を搭載している。

同社は、1月に2種類のウィメンズトレーニングシューズ「ナイキフリーエブリデーFIT+」と「ナイキフリー TR FIT」を発売。新製品の販売に合わせて両シューズを取り入れたエクササイズやメソッドを提案していくキャンペーン「Free yourself」をスタートしている。

今回のアプリは、同キャンペーンと連動したものとなっており、双方を組み合わせた新しいトレーニング術「速締術(ソクシメノジュツ)」を提唱。この術を修得するためのリアルな「女子NIKE FREE道場」も開始した。この道場は毎週、恵比寿や代々木公園近くの会場で開催。参加者が多く、アプリの実用率が高いことがうかがえる。

同社は、女性を中心にランニングをはじめとしたスポーツが人気となっている中、トレーニングシューズなどのスポーツグッズと連動した無料アプリの配信で、商品の購買意欲を高めたいとしている。


販促会議 2011年12月1日号 参照