【プロモーション】生活動線に、パークの “ 非”日常感を取り込む>>オリエンタルランド

「 今年度は『春のキャンパスデーパスポート』の存在自体は知っているが、東京ディズニーリゾートへの来園にまで至っていない学生を主なターゲットにして、プロモーションを展開しました」と話すのは、オリエンタルランド 営業本部営業一部営業四課 山村理恵氏。学生を対象に、1月から3月の期間中で、割引料金でパスポートが購入できる「春のキャンパスデーパスポート」は、2006年度からテレビCMも放映され、ここ4〜5年で大きな盛り上がりを見せている。しかし、認知度は高いもののパークへ来園していない人にアプローチするため、生活動線上に根付いたプロモーション展開を行った。

中でも、1月31日から2月28日まで西武線2編成と小田急線2編成で実施した、車両ジャックは、大きな反響があった。「すべてのつり革をキャンパスデーパスポートのアイコンである、ミニーマウスのカチューシャ仕様にし、一目で分かるビジュアルでインパクトを与えられました。また、東京ディズニーリゾート周辺を走る『ディズニーリゾートライン』を想起させることで、日常の中に突然現れた“非日常感”を楽しんでもらい、非日常の代表でもあるパークへ来園してもらいたいと考えました」(山村氏)。

そのほかにも、原宿の竹下通りに掲出した横断幕、首都圏を中心とした約20の大学やJR駅構内で、案内をクリアファイル化したものをサンプリングし、学生が多く集まる場所での露出を強化した。「 学生に対して、最適な出稿場所を選択し早期から強化することによって、1月前半のキャンパスデーパスポートでの来園者数は、前年比150%となりました。また、春のキャンパスデーパスポート起点の連動商品がパーク内で販売されるなど、プロモーションが一つのブランドとしても確立しつつあります。今後もブランドを強化していくとともに、キャンパスデーパスポートとして、春に加えて展開している『夏』を、より夏休みの来園需要を取り込むべく実施時期変更を検討しており、春と併せてさらなるブランド拡大を図っていきたいと考えています」(同社 営業本部営業一部営業二課 宮島健輔氏)。




実施期間>>2011年1月〜3月
告知メディア>>交通広告、TVCM、横断幕、サンプリング、
ターゲット>>学生


販促会議 2011年5月1日号 参照

【新サービス】震災で高まる同窓会需要に応えたプランが好調>>京王プラザホテル

京王プラザホテルは、不同窓会利用の受注強化を図るため、同ホテルの多摩・八王子にて9月1日から、同窓会特別プランの提供を開始した。


同ホテルでは、団塊世代が一斉に定年退職したことをきっかけにした同窓会需要に応えるため、昨年末に「同窓会コンシェルジュ」を新宿のホテルに設置。特別プランを提供している。


今回のサービス拡充は、3月に発生した東日本大震災を受けてさらに高まった需要に対応するためで、来年までの期間中、3ホテル合計400件の受注を目指す。


「京王プラザホテル(新宿)では、4月〜7月の間、震災前より同窓会特別プランの予約が3〜4割増え、上半期の利用は約130件に上がりました。旧友の安否を気遣って、同窓会をしたいという要望が増えています。」(同社 担当者)。


サービス内容は、開催告知などができる専用ウェブサイトの解説(新宿のみ)、幹事の事前打ち合わせスペースの無償提供など。同窓会は二次会を含む4時間で会場の移動時間が必要ないため、参加者からは「多くの人とゆっくり話せてよかった」と好評だという。



「同窓会コンシェルジュ」は同ホテルの40周年を記念した事前の一環でもある。ホテルを懐かしむ世代は同窓会の客層と重なるため、地用前から良いイメージを持たれることが多いそうだ。




実施期間>>新宿:1月5日〜、多摩・八王子:9月1日〜
実施場所>>京王プラザホテル(新宿)、計老い鵜プラザホテル多摩・八王子
告知メディア>>パンフレット
ターゲット>>40〜70代
目的>>同窓会ご利用の方の満足度向上、受注強化
制作会社>>京急エージェンシー


販促会議 2011年11月1日号 参照