【イベント】『 spring』が感謝イベントで “ 春コレ”を開催 読者と広告主から高い満足度>>宝島社

宝島社は「ナチュ♥かわ(ナチュラルでかわいい)」をキーワードに40万部を発行する女性誌『spring 』の創刊15周年を祝うイベントをラフォーレ原宿で開催した。

読者200組400名を招待した同イベントは、『spring 』誌上で人気のブランドのショーがメイン。今宿麻美さんや加賀美セイラさんらの有名モデルが華やかなファッションに身を包み、ランウェイをかっ歩した。司会進行には俳優の谷原章介さんを迎え、スペシャルゲストには、女性デュオのPUFFYの二人と女優の堀北真希さんが登場。ケーキカットやスポンサー賞などの抽選会に参加し、会場を盛り上げた。「 創刊15周年の記念と日頃の感謝の気持ちを込め、読者の皆さまと一緒にお祝いする目的で今回のイベントを実施しました。また、平素から出稿をいただいている広告主の皆さまに対して、購買意欲の高い『spring』読者に直接アプローチをしていただける場にできればと考え、協賛ブースの設置といった企画を展開しました」(同社広報)。

表参道や原宿では、通行者を対象にサンプリングを実施。『spring 』のロゴをあしらったビニールバッグに参加ブランドや協賛企業のクーポンやカタログを同封した。また、原宿駅構内では、協賛ブランド・企業の商品を紹介するポスターを約30枚掲出。そのほか、神宮前交差点の屋外大型ビジョンでは同イベントを生中継した。

サンプリングでは、用意していた5000部がすべてなくなったほか、出展ブースでは長い列ができるなど、読者と協賛企業の双方にとって好評を得た同イベント。

同社は今後も「誌面だけでなく、イベントや商品開発など立体的な展開を行い、読者と広告主の皆さまに魅力的な商品と企画を届けたい」と話している。
スペシャルゲストの堀北真希さんが登場すると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。スポンサー賞と各ブランド賞の抽選発表に参加し、堀北さん自ら番号を読み上げた。

イベント参加読者以外へのアプローチとして、表参道・原宿エリアで用意した5000部を配りきった。

原宿駅構内には、各ブランドとクライアントの商品を紹介する広告を掲出。『spring』のロゴや表紙をアイコンni
同誌テイストのデザインで約30枚のポスターが並んだ。


販促会議 2011年9月1日号 参照

【パッケージ】主人公の“ベスト”をリアルに再現 ファンが「買うべき」1枚に>>ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

映画などのDVDソフトが以前より売れないと言われて久しいが、「もしかしたら買うべき・買いたい商品が発売されていないだけなのかもしれない」。そのような推測のもと、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは4月6日に、完全初回限定生産となる「マチェーテ ロドリゲス・ザ・ベストBD-BOX 」を発売した。この『マチェーテ』という映画は、2007年に公開された『グラインドハウス』という映画の中で、“架空”の予告編として上映されたものである。その後、10年に実際の映画として制作、公開された。今回のBD-BOX制作にあたり、同社 ホームエンタテインメントマーケティング部 徳永恭子氏は「ターゲットとしたのは、『グラインドハウス』やロバート・ロドリゲス監督の映画を愛する人たちです。彼らはまた、主人公を演じるダニー・トレホさんが、今回スターと呼ばれる俳優陣を抑えて主役を演じたことを感慨深く感じています。そのため、彼らが確実に『買いたい』と思ってもらえる商品になるよう、とにかく“マチェーテらしさ”を最後まで貫きました」と話す。

映画ファンが“所有したい”と思うよう、パッケージもこだわり、ケースの外側には主人公マチェーテが着用しているベスト型のスリーブを施した。「このベストの素材選びや印刷加工方法は、リアルなベストの感じを出すために、細部にまで注意を払いました。また、紙の裏側の色も本物の革に近いものを選び、できるだけ劇中のものを再現しています」(徳永氏)。通常のパッケージよりも費用がかかるが、ファンの人たちに満足してもらうためにも、クオリティーを落とす訳にはいかなかったという。

そのほかに、「劇場で売られていなかったパンフレット」というコンセプトのもと、日本オリジナルで内容の濃いブックレットを制作し商品に同梱。より一層作品への理解を促進するとともに『グラインドハウス』の世界観を把握できる内容に仕上げ、所有欲を喚起した。こういった工夫により、発売前の予約も好調だったという。

商品開発の際、購入する可能性が高い層に、「これは買いたい」「買うべきだ」と感じてもらい、購入促進につなげることがパッケージからも可能ではないだろうか。




販促会議 2011年12月1日号 参照