【店舗】ギフトスタイルを明確に ラッピングカウンターをあえて大きく設置>>レイジースーザン 新宿ミロード店

白を基調にした内装に、アンティーク調度品を取り入れた新しい店舗は、雑誌『Casa BRUTUS』『ELLE DECOR』などで活躍するインテリアスタイリスト・長山智美氏と、「UT STORE HARAJUKU.」「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」の店舗デザインで知られる窪田茂氏が手掛けた。

タワー什器を使った商品陳列が中心だった以前と比べ、モチーフの違う什器・装飾、段組を変えた棚を使うことにより、ディスプレイの表現力を高め、回遊性の向上と、楽しんで商品を選べる雰囲気を創り出した。「レイジースーザンの他店舗と比べ、ギフト需要が高かった同店舗では、ギフトスタイルをより明確に打ち出しています」(同社 店舗統括部企画部長 秋山良裕氏)。

その新しいスタイルを象徴しているのは、レジ横にあるラッピングカウンター。選ぶ楽しみだけでなく、ラッピング自体も見て楽しんでもらおうと、あえて大きく設置した。また、その横には単価の低い小物類を並べ、買い上げ点数向上につながる工夫も行っている。

リニューアル後の来店客の反応は好評で、「商品が見やすくなった」「ギフトを贈りたくなった」などの具体的な声が聞かれているそうだ。また、同時期対比の売り上げも好調だという。

青山店がオープンしてから今年で30周年を迎える同社では、都内の他店舗でもリニューアルも進めていきたいとしている。秋山氏は「これからは、出店している立地・地域特性を踏まえた店づくりをしていきます。新宿ミロード店は、そのモデル店舗として、成長させていきたいです」と話す。



販促会議 2011年12月1日号 参照

【プロモーション】なでしこジャパンを起用して 店頭と連動した プロモーションを実施>>ファミリーマート

ここ何年か「家ナカ消費」が拡大していると言われており、食生活においても家での自炊(内食)や、惣菜などを購入して家で食べる(中食)など変化が出てきている。


「ファミリーマート」では、内食や個食の象徴である“惣菜”“サラダ”を新たにブランド化。商品開発、販売方法を一新し、品ぞろえを強化することにした。そこで、サラダ・惣菜において、積極的にアピールするために立ち上げたのが、「彩り famima DELI」というブランドだ。そして、これまでに発売してきた「できたてファミマキッチン」(ファストフード)「三ツ星パスタ」(パスタ)「Sweets+」(デザート)「あじわい Famima Café」(チルド飲料)に続く第5の重点カテゴリーとして位置付けた。「彩り famima DELI」は、「家でつくるよりおいしい定番メニュー!自分でつくれない新しい創作メニュー!」をコンセプトに、幅広い品ぞろえで便利さや選べる楽しさ、ワクワク感を提供し、新たなコンビニのサラダ・惣菜カテゴリーの確立を狙っている。


そこで、プロモーションのメインキャラクターとして、サッカー日本女子代表のなでしこジャパンの選手5人を起用した。「7月にFIFA女子ワールドカップドイツ2011で優勝、9月の2012年ロンドン・オリンピックのアジア最終予選で1位となり、いま最も輝いていて注目されている存在です。


『夢に向かって懸命に努力する等身大の存在』という印象も合わせ持っているので、メッセンジャーとして最適だと考えました。『彩り famima DELI』を楽しむ姿を通じて、“いつでも、どこでも、気軽に豊かな食シーン”を提供し、効果的に伝えることができると考えました」(ファミリーマート担当者)


実際に、なでしこジャパンの選手が登壇した記者発表は、数多くのメディアに取り上げられ話題に。また、店舗でも目立つところに選手たちを大きく使用したポスターなどの販促物を掲出した。「反響の大きかったテレビCMなどを店頭でも思い出してもらうことができ、売り上げの向上にもつながったと思います」(同担当者)。



テイクアウトが50%オフになるクーポンがもらえる賞も用意している。


販促会議 2011年12月1日号 参照