【ECサイト】被災者のつぶやきを地酒のラベルに地元酒店などが通販サイト開設

東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼市の酒店ももやと、インターネット企画会社ビーが被災者のつぶやきや地元詩人の詩などをラベルにした自主の通販サイト「三陸通販」を開設した。

ももや代表 熊谷淳氏と、インターネット企画会社ビー代表 村上敏明氏から提案を受けるかたちで、同サイトを立ち上げた。商品ラベルには、「泣いてらんねえ」「やっぱり海が命!」などの言葉が村上氏の手によって筆で書かれている。

地酒のラベルを媒体にした理由を、「被災地の生の声を、より直接的に社会に伝えるため」と村上氏は話す。

大々的な告知はしていないものの、『三陸新聞』『河北新報』「仙台放送」「テレビ朝日」などの複数のメディアで紹介され、全国から注文が集まっているという。

「お客さまや周囲の人々の反応はおおむね良好で、『がんばっているね』と地元の人に声をかけられることもしばしばです。店舗も自宅もなくした状態から行動を起こすのには、本人の気持ちとともに周囲の助けが必要ですから、非常にありがたいことです。販売開始から2ヶ月ほどですが、例年の酒類の販売量に比べて、何倍も売れています」(村上氏)。
被災者のつぶやきが書かれたラベル群。今後は飲食店や小売店向けなど、BtoBにも力を入れていく考えだ。


実施期間>>2011年9月5日〜
実施場所>>Yahoo!リスティング広告、パブリシティとし『三陸新聞』『河北新報』「仙台放送」「テレビ朝日」など
ターゲット>>日本愛好家ほか、一般消費者
目的>>集客、サイト認知度の向上

販促会議 2011年12月1日号 参照

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