食料の中には環境に過剰な負担をかけて生産されている例が多くあり、世界の農業生産による温室効果ガスの発生量は、全体の約11~14%。また、食糧の生産や加工、冷蔵、包装、輸送、廃棄にも、エネルギーが使われ、温暖化の主因となる二酸化炭素を排出している。
食糧生産などを目的とした、自然林の伐採や、水資源の大規模な利用なども、生物多様性を脅かす要因となっており、「食」が環境と密接に関わっている現実を示している。また、日本人の消費活動(個人)を「環境にどのような負荷をかけているか」という視点で見てみると、約3割を「食糧」が占めている(図)。このアプリはこうした背景を踏まえ、「食」と環境の問題を考えるきっかけにしてもらいたいという考えから開発された。
2013年12月16日 掲載
0 件のコメント:
コメントを投稿