イチジク製薬は2010年より10〜20代前半の女性をターゲットに、プロモーション展開をしている。この理由について、同社 薬剤師の三宅貴子氏は「そもそも、20代前半以下の人たちの“かん腸”の認知度が非常に低いということが、当社の調査によって分かりました。若い人たちに商品を認知してもらわなければ、今後、商品を存続させていくこと自体危ないと考えたからです。」と話す。
また、10〜20女性の半数以上は便秘に悩んでいると同社の調査で分かっており、本来であればその市場は大きい。しかし、認知度の低さに加え、知っていても「自分たちとは関係ない」と考える人も多い。そこで同社では、まず若い女性への認知率を上げようと、女子高生をメインターゲットとしたイベント「恋じりイチジク神社」を実施した。「女子高生たちの関心が高い“恋”を切り口にすることで、商品に触れる窓口を広げ、遠い存在ではないことを少しでも感じてほしかったのです」(三宅氏)。またイベントの際、三宅氏に便秘の相談をする人の中には、便秘の仕組みとかん腸の即効性を理解し、「これから買いに行きます!」と言った人もいたという。イベント会場の近くにあるマツモトキヨシ2店舗では、イベントと連動した什器を設置し、イベント参加者が購入しやすいようにした。「什器は、入り口近くの目立つところに置かれ、店舗の方にも、当社がこれまでのイメージを刷新するような、新しい取り組みは面白いと、評価いただきました。」(三宅氏)。
イベントのほかにも、女性誌へのタイアップ広告や、ドラッグストアの店舗スタッフへの勉強会も実施し、10代女性の理解の促進を図っている。その結果、商品の2個入りの売上が、今年に入り伸びている。「若い人たちがトライアルとして購入しているのではないかと考えています。ただ、購入までのハードルが高い商品でもあるので、今後も理解を深めてもらうことによって、そのハードルを少しでも下げたいと思います」(三宅氏)。
店舗スタッフ向けの勉強会を実施 商品の理解を促し、店頭で勧めやすくする
2010年よリ、10回程度実施している勉強会。便秘に関しては、店舗スタッフに相談する女性もいる。スタッフ事態が20代前半の女性であることも多く、認知度の向上とともに、スタッフが正しい知識を持つことで、来客者に商品を進めてもらいやすくしている。
便秘に関するトリビアを中心に保存性が高い号にタイアップ広告を出稿
マガジンハウスが発行する女性誌『an・an』の7月6日号に、タイアップ広告を出稿。読者が“読む”ページが多いことと、この号は2011年後半の運勢についての特集であり、保存性も高いことが選定の決め手になったという。
まずは“イチジク”の名前を覚えてもらうためのイベントを開催
イベントでは、タブレット端末を使った恋占いや雑誌『JJ』の人気モデルのトークショーを実施。トークショーでは、美容をテーマにしており商品についてはあえて説明をしないようにした。会場ではオリジナルラベルの天然水やオリジナルのうちわも配布した。
イベント会場で配布したうちわに使用した写真と、什器のビジュアルを連動させ、イベント参加者に店頭で思い出してもらえるようにした。
販売期間>>2011年4月〜
告知メディア>>イベント、店舗、フリーペーパー、雑誌
ターゲット>>10代後半〜20代前半女性
手法>>女性が体系を気にしだし、水分摂取量の不足や食欲不振によって便秘になる人が多い「夏」という時期に合わせて、雑誌のタイアップ広告やイベントを開催。露出を高めることにより、認知を拡大しながら商品理解も促進する。
手法>>女性が体系を気にしだし、水分摂取量の不足や食欲不振によって便秘になる人が多い「夏」という時期に合わせて、雑誌のタイアップ広告やイベントを開催。露出を高めることにより、認知を拡大しながら商品理解も促進する。
目的>>ブランド認知の拡大
広告会社>>アシスト・ワン[101-00817]※数字は当社ウェブサイト「日本の広告会社」(www.ad-navi.jp)の企業コードです。
制作会社>>マーブリングファイン アーツ
販促会議 2011年10月1日号 参照
制作会社>>マーブリングファイン アーツ
販促会議 2011年10月1日号 参照






 
 
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